未来思考力探求所

未来思考力探求所という、子供のための学び場を作りたいと思っています!

中学受験の振り返り#2

今、思えば、自分の経験は、先入観の塊となって息子の中学受験準備を、多かれ少なかれ、邪魔する存在だったかなと思います。まずは、中学受験の始まりともいうべき、塾選び・・・大手の塾へ行けば、ノウハウがあって、周りに受験するライバルに囲まれ、本人のやる気スイッチさえ入れば、成績はどこまでも上がる!と妄想をもってしまったからです(苦い思い出・・)。

 

自分自身が経験した中学受験では、(私は新6年~受験勉強スタートで)算理が偏差値40台から60超えになり、国社が偏差値30~40から、40~50をウロチョロするレベルとなり、第一志望の学校に無事合格という結果でした。自分のDNAを引き継ぐ息子は、それと同等レベルの学力、そこに、私が身につけたネジメント力(@社会人として)を合わせれば、無敵になるのでは‥ と、妄想を通り越した暴走ともいうべき期待、そうした思い込みをもっての塾探しのスタートとなりました。

 

新5年生になる前に、息子にも大手の塾へ‥との軽い気持ちで、入塾テストのような模擬試験を受けさせてみたものの、『この成績では入塾できません』と伝えられ(涙‥)、そして『惜しい!』というレベルとは大きな乖離があり(だって‥偏差値30以下ではね‥)、『えっ‥ 受験する準備することもできないの‥』と、ある種、絶望感にも似た気持ちになったことを覚えています(大量発汗‥苦笑)

 

その後、ネットで調べると、大手に入るための塾‥とか、個別指導等、様々なタイプの塾があることを知り、個別指導の塾を中心に、いくつかの体験授業を息子にやってみてもらい、先生との相性や、塾の雰囲気、自宅からの移動距離を確認するなど、試行錯誤を重ねました。一方で、個人が経営する町の小さな塾、という選択肢を考慮しないといけません。個別指導 = 息子のペース → 受験に間に合わないする必要があるからです。個別か、集団で学ぶことになる塾に入るのがよいのか‥を天秤にかけつつ、息子の性格‥ 引っ込み思案であるがゆえに、『場』や『友達』に慣れるまでに勉強する、なれるまでに時間がかかるのでは‥ を不安視しました。

 

色々悩んだ挙句、地元の個人塾(定員10人ちょっとの塾で、先生が少し癖がある‥との評あり)を試すことにした。結局のところ、案ずるより産むがやすし‥ なんのことはない、体験授業で、先生の話が面白い、周りの子ともやっていけそうと本人が感じてくれたので、息子を信じて即決! ・・ということで、あれこれ悩んだり、勝手に試行錯誤したことが、ほぼ無駄に終わりました。結局、受験するのは息子本人であって、本人が楽しい気持ちで塾通いできることが最も大事であることをいまさらながらに気付かされたのでした‥(苦笑)